2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量ゼロへ

今世界では、「地球温暖化」によって、海水面の上昇、熱帯性の感染症発生範囲の拡大、豪雨・干ばつなどの降雨パターンの変化、病害虫の発生による食糧難、貧富差の拡大など、様々な影響があると言われています。
世界の科学者たちは、このまま地球温暖化が進み、何も対策をしなかった場合、世界の平均気温は、今世紀末の2100年までには、1850~1900年を基準として最大5.7℃上昇する可能性が高いと予測しています。
地球温暖化を防止するため、世界的な平均気温上昇を、産業革命以前に比べて2℃よりも十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求することを、世界共通の目標として合意しました。(パリ協定)
地球温暖化を1.5℃に抑えるためには、世界全体の人為起源の二酸化炭素(CO2)の正味排出量を2030年までに約45%減少(2010年比)、2050年前後に正味ゼロにする必要があります。

「カーボンニュートラル」とは?

「カーボンニュートラル」とは、大気中に排出される二酸化炭素などの温室効果ガスの量から、森林等が吸収する二酸化炭素などの温室効果ガスの量を差し引いて、全体で実質ゼロにすることです。「カーボンニュートラル」の「カーボン」は、二酸化炭素(CO2)の炭素(Carbon)の意味です。

山形県では、2050(令和32)年までに温室効果ガス排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンやまがた2050」を令和2年8月に宣言しました。