2月9日・10日に「ストップ温暖化『一村一品』大作戦 全国大会2008」が開催され、地球温暖化を防止するさ熱心な
取り組み(一品)が全国各地から集まりました。
山形県からは昨年11月に「エコ杯(カップ) in やまがた大賞」を受賞した、新庄市の非営利組織NPO-AMPの
『新庄中心商店街資源回収プロジェクト「ちょぺっと」』が出場し、大観衆を前にプレゼンテーションを行いました。
さて、全国大会の結果を一言コメントを交えながらご報告致します。
<全国大会の審査結果>
【最優秀賞】
京都府代表 京都府立北桑田高等学校森林リサーチ科
受賞タイトル:地元の木を使って「ウッドマイレージ」を減らそう!
http://www.jccca.org/daisakusen/area/kyoto/
受賞した高校生のコメント:『高校生でも、これだけのことができるんだ!ということを
証明できて良かった。』
一言コメント:元気な高校生のパワーと将来への期待、地元の杉を活用した「地産地消」を
教育・産業・行政が連携して取り組み、後継者の育成にもつながっている点などが高く評価された。
【金賞】
山梨県代表 都留市
受賞タイトル:回れ!家中川小水力市民発電所「元気くん1号」!
http://www.jccca.org/daisakusen/area/yamanashi/
一言コメント:「小水力発電」の水車を市役所の敷地内に設置しPRしている点が評価された。
風林火山と鶴の恩返しをミックスした本格的な劇によるプレゼン。
【銀賞】
富山県代表 富山市
受賞タイトル:富山港線のLRT化による公共交通活性化の取り組み
http://www.jccca.org/daisakusen/area/toyama/
【銅賞】
北海道代表 沼田町
受賞タイトル:雪冷熱を地域資源として〜輝け雪のまち、沼田町の取り組み〜
http://www.jccca.org/daisakusen/area/hokkaido/
一言コメント:書類審査では最高評価でした。
【特別賞】
・〔環境都市賞〕 大分県代表 日田市
受賞タイトル:「環境都市日本一」をめざす 大分県日田市の取り組み
http://www.jccca.org/daisakusen/area/oita/
一言コメント:CO2削減効果を一番高く評価された。
・〔モーダルシフト賞〕東京都代表 アーバンエコロジー東京
受賞タイトル:東京都自転車グリーンマップ
http://www.jccca.org/daisakusen/area/tokyo/
一言コメント:デザイン力、WEBの活用、取材力などが評価された。
・〔バイオマス賞〕宮城県代表 塩釜市団地加工業協同組合
受賞タイトル:エネルギーの地産地消で魚のまちは元気一杯
http://www.jccca.org/daisakusen/area/miyagi/
一言コメント:印象的な劇によるプレゼンも評価された。
・〔地域循環賞〕鹿児島県代表 大崎町
受賞タイトル:「知恵の環(わ)ひとの環(わ)資源の環(わ)」ストップ温暖化プロジェクト
http://www.jccca.org/daisakusen/area/kagoshima/
一言コメント:WEB投票が圧倒的に多かった。
・〔地球の未来賞〕青森県代表 五戸町立南小学校
受賞タイトル:京都議定書達成「南小プラン」のもと、地域に省エネ活動の輪を広げる!
http://www.jccca.org/daisakusen/area/aomori/
一言コメント:数字と共に、衣装を身にまとった小学生から大人への強いアピール力が評価され、
もっと広めて欲しいとの激励を受けた。
・〔地域丸ごと連携賞〕熊本県代表 水俣市
受賞タイトル:地域全体丸ごとISO〜みなまた版ISOの展開〜
http://www.jccca.org/daisakusen/area/kumamoto/
・〔エコ建築賞〕山口県代表 株式会社安成工務店
受賞タイトル:環境共生の家づくりを通した地域循環・地域経済の両立
http://www.jccca.org/daisakusen/area/yamaguchi/
【審査員特別賞】
・〔森のエネルギー賞〕
岐阜市代表 東濃ひのき製品流通協同組合
受賞タイトル:木を活かし地球を守るお手伝い
http://www.jccca.org/daisakusen/area/gifu/
・〔温泉エネルギー賞〕 栃木県代表 那須温泉地域温暖化対策地域協議会
受賞タイトル:那須温泉地域CO2削減計画
http://www.jccca.org/daisakusen/area/tochigi/
・〔エコファイナンス賞〕 石川県代表 金沢信用金庫
受賞タイトル:金融商品を通じての地域循環保全活動の推進
http://www.jccca.org/daisakusen/area/ishikawa/
【プレゼンで紹介された内容より一部を紹介】
・人の「情け」と「知恵」で温暖化防止を進めている。【徳島県】
・温泉街の温暖化対策地域協議会が「熱交換器」の設置を促進。【栃木県】
・交通の社会実験を実施。「ソーラーカー」も走らせている。【岩手県】
・通勤距離に応じてノーマイカー通勤の実施回数を決める「柔軟性」。【群馬県】
・「元気な高校生」が、大学や企業とも連携して温暖化対策を行っている。【京都府】
・取材により、自転車用の「地図を自作」して情報を伝えている。【東京都】
・「乗りやすさ」に配慮した新型路面電車の導入。【富山県】
・ドラム缶を使用し、ローコストを追求したBDF製造装置の開発。【秋田県】
・町内会で「環境新聞」を継続的に発行している。【鳥取県】
・町レベルで、環境行動までも「エコポイント」化して使用が可能。【福井県】
・「レジ袋の有料化」で、3,000万枚から2,700万枚(90%)を削減。【三重県】
・「小学生」が家庭で「環境家計簿」を推進し、CO2排出量が減った。【青森県】
・信用金庫で初めて開発した「金融エコ商品」では、家庭や事業所に
チェックシートも記入させる。7,444件の申込みで契約高は115億円。【石川県】
・「学生のネットワーク」で、川柳を募集し、ステッカーにして配布。【愛媛県】
・温暖化のメモと一緒に「飴ちゃん」を配り、主婦が交換しながら普及啓発。【大阪府】
・年1回の「エコライフDAY」で市の人口の12%(約6万人)が実践に参加。【埼玉県】
・74事業所で7,000人の「従業員の家族」54,000人が、アクションに参加。【長野県】
・「ひがしひろしま環境家族」という名称の温暖化対策地域協議会が
地域内で「排出権取引」を実施。【広島県】
・温暖化防止のオリジナル「エコソング」やキャラクターが好評。【福島県】
【山形県代表について】
優秀賞を受賞しました。
AMPの工藤さんが、大変聞き取りやすい話し方でプレゼンしたことを関係者より
評価されました。パネル展示には、「ちょぺっと」というネーミングやコンセプトへの
応援メッセージがいくつも寄せられていました。表彰式後に開催されたレセプションでの
交流において、他県からの相談なども出て来ています。
AMPの皆さん、お疲れ様でした。