「脱炭素×SDGs」による脱炭素社会への促進事業
気候変動(地球温暖化)の影響は、夏の猛暑や集中豪雨の頻発、冬の雪不足といった状況で顕在化しており、今後私たちの生活に与える影響は危機的に大きくなることが懸念されています。令和2年7月の豪雨では、最上川が氾濫し、山形県内でも多くの被害が発生しました。
気候変動は全世界で取組む課題であり、2020年1月には気候変動に関する国際的枠組みである「パリ協定」の取組期間が始まった。地球の平均気温の上昇を1.5℃未満に抑えるため、地球温暖化対策を強力に推進していく必要がります。
一方で、2015年9月国連で採択されたSDGs「持続可能な開発目標」が提唱する17のゴールを達成させることも重要です。これからの地球温暖化対策は、SDGsと合わせて考える必要があります。そのため、私たちは、且R形県自動車販売店リサイクルセンターの寄付によるやまがた社会貢献基金協働助成事業として、「脱炭素×SDGs」をテーマに、セミナー、研修会を開催しました。
@ ストップ地球温暖化「脱炭素×SDGs」推進セミナーの開催
日時:令和2年11月25日(水) 14:00 ? 16:00
会場:やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)
内容:講演「地球温暖化と山形県の気候変動」
講師 山形地方気象台 次長 栗田 邦明 氏
講演「持続可能な社会とSDGs」
講師 株式会社CSRインテグレーション
代表取締役 今田 裕美 氏
A 「活動へのSDGsの活用術〜脱炭素社会の実現のために〜」の開催
SDGsについて団体や企業、個人の活動の中で、どのように結びつけ活用するかなどを、「SDGコンパス」の5つのステップをもとに、その流れを理解し、自分ごと化する研修会を開催しました。
日時:令和3年1月15日(金) 13:30 ? 15:30
会場:山形県自治会館 4階 401号室
内容: 講演「SDGコンパスの活用」
講師 株式会社CSRインテグレーション
代表取締役 今田 裕美 氏
SDGコンパスとは。
「SDG Compass(コンパス)」 の目的は、企業が、いかにしてSDGsを経営戦略と整合させ、SDGs への貢献を測定し管理していくかに関し、指針を提供することにあります。
指針は、企業がSDGs に最大限貢献できるよう5 つのステップを提示しています。企業は、その中核的事業戦略が持続可能性を確保する上でどのあたりに位置しているかを勘
案し、その戦略の方向を決定し、調整していくために、この5 つのステップを適用できます。
【GRI(グローバル・レポーティング・イニシアティブ)、国連グローバル・コンパクト及びWBCSD(持続可能な発展のための世界経済人会議)により共同で作成され、日本語版は、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)と(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)により翻訳発行されている。】
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ステップ1 SDGs を理解する
ステップ2 優先課題を決定する
ステップ3 目標を設定する
ステップ4 経営へ統合する
ステップ5 報告とコミュニケーションを行う |
※企業のSDGs達成のためだけでなく、行政やNPOなどが活動を進めるときにも役立ちます。
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