平成25年度 笑顔で省エネ県民運動 夏のエコスタイルチャレンジ

優良事業所の決定

 

「エコスタイルチャレンジ」では、報告いただ取組結果において、各状況等が優良な事業所を選定し、 優良事業所として表彰します。

この度、平成25年度「夏のエコスタイルチャレンジ」の優良事業所が決定しました。

各社の取組みを紹介します。

東北エプソン株式会社(酒田市)
《優れた取組み事例》
〇全従業員一丸となった省エネ活動「省エネ365」の展開
  「365日毎日が節電!」のキャッチフレーズのもと、「省エネ365」と名付けた省エネ活動を展開した。
  活動内容は、トップダウンによる活動の方向性の明確化と動機付け、省エネ推進体制の構築、省エネパトロール等
  啓蒙活動の実施、活動の見える化の推進などで、毎年、取組み内容を見直し、工夫しながら実施している。

〇従業員の家庭での省エネの推進活動「エコチャレンジ」の展開
  従業員の帰宅後の家庭での省エネを推進する「エコチャレンジ」を9年前から実施している。平成25年度は、県事業「  家庭のアクション」に全従業員で取組み、家庭での省エネ・節電に取り組んだ。電力使用量を削減できた社員には、  会社独自で表彰を実施した。

〇コンパクトテスターの導入
  集積回路の検査に使用するテスター(自動検査装置)の小型・低消費電力機種(従来機種比▲94%)への更新を図  った。

〇コンプレッサーのインバーター化
  コンプレッサー(空気などを圧縮して圧力を高める装置)をインバーター(装置内部のモーターの回転数を自在に制御  する装置)化することで、コンプレッサーの効率的な運転を図った。

 

米沢浜理薬品工業株式会社(米沢市)
《優れた取組み事例》
〇製造プロセス廃溶剤を加工し、ボイラー燃料として使用
  製造プロセスにおいて2種類以上の溶剤が混合していて再使用できない廃溶剤から、硫黄、窒素等ボイラー廃ガス  に影響を与えるもの等を除外し、塩類を除外するための水洗浄、pH調整等の工程を経た後、A重油と合わせてボイ  ラー燃料として再利用した。
  毎年、精製量は増加しており、平成24年10月〜平成25年9月までの期間において、約355tをボイラー燃料として  精製した、夏のエコスタイルチャレンジ期間中は、重油約110tの削減と同量の産業廃棄物の削減が図られた。

  ISO14001活動として「生産予定品目の環境負荷低減プロセスを年間4件開発する」を目標として新しい省エネ(環  境負荷低減)技術の開発に取組んでいる。(上記の取組みは、開発成果の1つ)

〇高効率モーターへの更新(ブロア・冷却水ポンプ)
  ブロア(送風機)や冷却ポンプを高効率モーターが搭載された省エネタイプの装置に更新した。

 

株式会社丹野(山形市)
《優れた取組み事例》
〇エコ通勤・エコドライブの率先した取組み
  エコ通勤・エコドライブの普及推進について会社を挙げた率先的な取組みを実施した。
  ※毎月第1土曜日を「ノーマイカーデー」として、通勤時に徒歩、自動車の利用、乗り合わせなどに取り組み、職場で   の声掛けなど働きかけも行うことで、約3〜4割 の社員が実践。
  ※「エコドライブ講習会」の開催と業務車輌の燃費測定の実施
  ※「山形県エコドライブ推進モデル事業所」に登録し、来訪者へのエコドライブの呼びかけ、低燃費・低公害車の
   導入、軽油のBDF使用などに取り組む。

 

高島電機株式会社(山形市)
《優れた取組み事例》
〇「総務エコ委員会」による省エネの推進
  会社内に「総務エコ委員会」を組織し、四半期ごとに各部署の省エネに関する活動状況と目標達成状況についてチェ  ックし、改善が必要な点に対しては、対策を検討し実行した。(改善例:事務所へのサーキュレータの導入・照明スイ  ッチの点灯エリアを表示した配置図の作成など)
  各部署には、総務エコ委員を配置し、省エネ活動の率先した実践とともに、啓発活動を実施し、全社員の省エネ意識  の高揚を図った。  

 

SHプレシジョン株式会社(米沢市)
《優れた取組み事例》
〇省エネ診断を活用した設備等の運用改善による多くの省エネの取組みの実施
  ※空調機設定温度の見直し及び運転方法の見直し
 ・2つの工程の空調機の設定温度を22℃〜23℃から平日及び週末の設定温度を26℃に設定した。
  ※洗浄機の待機消費電力量のカット
  ※循環ポンプ、換気扇などの週末停止による、待機電力のカット
  ※油圧ポンプ等エアー漏れの改善
  ※コンプレッサーの更新及び集約化
  ※コンプレッサー置場の室温・吸込み口の環境改善
 ・吸込み空気用のガラリを大型化・室内より冷気を定期的に取り入れることで、  コンプレッサーの排熱等による室内 温度の上昇を抑えた。
  ※工場全体エアー吐出口方法の見直し改善
    ホース等の径が大きかったため、適当な径のノズルを製作し、エアーの使用量を削減した。

 

主催  山形県地球温暖化防止民運動推進協議会